バイアグラと心臓の影響 | 東京ロイヤルクリニック

バイアグラと心臓の影響

2009.01.07

ED治療

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皆様、こんにちは

バイアグラ処方の中で最も患者様の気になる問題とは、心臓への影響はあるのか?です。

バイアグラを筆頭とした勃起不全治療薬はPDE-5阻害薬といって海綿体(棒の中身)への血管を広げて血液を流れやすくする作用も持ちます。勃起とは海綿体に血液が一杯貯まり込んで起こる現象ですから、この作用によって勃起を促してあげるわけです。
やや専門的な話になりますが
その作用が心臓の影響する、というのは血管拡張作用により冠動脈が拡張するということです。
冠動脈とは心臓に栄養を供給する血管、これが広がっても基本的には問題はありません。
急性心筋梗塞、心臓マヒと呼ばれるものは、冠動脈が色々な原因により閉ざされてしまって心臓が壊死することを指します。
つまり、理論上バイアグラで心筋梗塞の心配はありません。
専門的に言いますと、血管拡張作用を有しているため心筋虚血ではなく心筋保護に作用しますので心筋虚血のリスクは上昇しません。
文献でも一般患者群との比較においても心筋梗塞発生率は低値です。

勿論、リスク自体はあります。簡単にいうと血圧とは血液の圧力なので体の血管が拡張すると血圧が下がります。血圧が急に下がると色んな臓器に血液が行き渡らなくなって危険なのです。
ニトログリセリンなどと一緒に使うと一気に血圧が下がるので禁忌とされていますので、事前の心臓の持病のチェックは必要不可欠です。しかしバイアグラ単一服用ではあまり心配はいりません。

ここで私が言いたいのは、EDを軽視する医師が無駄なリスクを回避するために患者様にバイアグラをことさら怖い薬のように触れ回っている現状は芳しくないということです。
ED、いいじゃないですか、バイアグラ飲んで治療しましょうよってこと!

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