スリー A トイズ | 東京ロイヤルクリニック

スリー A トイズ

2012.10.28

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つい先頃、海外のフィギュアブランドであるスリーAトイズのWWRPシリーズの戦争ロボットを取り寄せました。
フィギュアなんていってもただのオモチャであり、バカにされても仕方のないものなのですが、近年の造形物のレベルは決して軽視できないと思います。
私が子供の頃は超合金やスーパーカー消しゴムなどが流行しました。 テレビの子供用番組のキャラクターグッズとしてのオモチャは当時の技術で作られていましたので、工場で型を取って組み立てて色を塗るという最低限の作業過程でした。 まあしょせんは子供を喜ばすもの、実に大雑把に作られていました。 色は単色、塗りもムラやハミだしなど当たり前、そもそも形も本物がカーブを描くラインのところも真っ直ぐに作られていましたのでカクカクした感じでした。
ガンダムのプラモデルが発売された当時は、今でみればお粗末なものではありましたが関節が曲がるというだけでリアルだと狂喜乱舞したものです。
そんな懐かしい時代から30年、あらゆる工業技術の発達と共にオモチャのレベルも上がってきました。
立体造形も本物、どころか本物で描かれていない部分を補填して作っています。塗装も細かく色指定して塗りわけがありハミだしなどあればクレーム対象になります。立体塗装の技術もあだり流線型にも正確にロゴを入れれますし、ウェザリングという汚れを入れるテクニックも進歩してより現実感のあるものに仕上げられます。 人形とかオモチャからフィギュアと呼称を代えて、さらにはプロの造形師も存在します。
テレビ番組や漫画、映画などの映像から小さなリアルを造りだす、もはや子供用商品からアートに近い感覚になってきました。

なにしろ番組に出てないキャラクターや一枚しか設定画がないものまで、とことんマニアックに造りだすプロ根性には頭が下がります。
日本はそもそも細かいことが得意と言われていましたから、アメリカ産のGIジョーという戦争人形もかなりレベルアップしていましたが、それよりも遥かに細かくできた商品を作ってきました。

そんな歴史の変遷をゆっくりと見てきたので、今ではそんなにフィギュアを見ても驚かないのですが
今回取り寄せたフィギュアには心底驚きました。

まずデザインが秀逸。メタルギアソリッドのデザイナーがデザインしただけあって個性的で一般に日本に流通しているキャラクターとは異なります。 そして塗装、色分けどころがこのウェザリングは細かすぎます。吹き出し孔の周りの汚れや錆も表現しています! 今までのフィギュアはウェザリングがあってもどこか粗いというか、遠目からはリアルでも目の前までくると、ああやっぱり人形だなー、と感じるのですが、、、。これは目をくっつけるように見ても、細かく細かく汚れが入っていてリアルです。
そして、なにより、これが香港のブランドであり量産品であり3800円しかしないことです、、、
日本を完全に越えてます。一体どういう量産ラインで、この値段で実現しているのか、、、。

私はアートというのは、およそ個人が1から手作りで作っているものという認識があります。工業品は量産品であり、流れ作業の中で作られるのでプロの手作りにはかないようもない。
だから無二のもので、良品質で、素晴らしいのだと。しかし、今のフィギュアの量産品レベルは、その辺のプロの手作りよりずっと素晴らしい出来です。
つまりはプロのレベルに もっと高いものが要求されるのでしょう。
普遍的な技術の発達と人間の力がせめぎあって、より素晴らしいものが生まれていくのだなあ と、このフィギュアを見ていると感慨にふけるのです。

いくつか増えてきたら東京ロイヤルクリニックにディスプレイしようと思います。

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