頭皮、毛髪、毛根の構造 | 東京ロイヤルクリニック

頭皮、毛髪、毛根の構造

2011.06.20

AGA、薄毛治療

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頭皮プラセンタ注射とは、頭皮の注射して毛根部により一層薬剤を浸透させる施術です。

そのため頭皮や毛髪の構造について理解しておかねばなりません。

今回は頭皮や毛髪のミクロな構造について書きたいと思います。

まず毛髪は二つに区別することができます。
それは
頭皮表面から外に出ていて見える部分(一般に髪の毛と呼ばれる)で「毛幹部」と呼ばれます
頭皮表面から内側にもぐっていて見えない部分で「毛根部」と呼ばれます

「毛幹部」は、一度傷つくと治癒する能力がないために、その傷は治りません。
「毛根部」は、頭皮の下の深くにあればあるほど、太毛で元気な「毛幹部」が育ちやすくなります。

「毛幹部」の中心に毛髄質(=メデュラ)があり、それを取り囲むように毛皮質(=コルテックス)が、さらにその周りに毛小皮(=キューティクル)があります。

そしてそれぞれの働きですが
毛髄質(=メディラ)の量で毛の太さが決まります。

毛皮質(=コルテックス)は毛髪の大部分を構成しており、繊維状で毛髪の強度を保ち、毛質を決めます。 多くのメラニン色素を含み、その色素の量により、人種による体毛の色の差が決まります。

毛小皮(=キューティクル)では、重層構造になっていて、ブラッシングなど外部の刺激などから髪の毛を保護しています。

毛幹部により、いわゆる髪の毛の質が分類されます。

そして毛根部です。
「毛根部」はAGA(男性型脱毛症)にとって最も重要な部分です。

頭皮には「毛幹部」が出てくる毛穴があります。
毛穴から管が下方へ伸びています。管の中に毛根があります。
この管部分が「毛根部」です。

「毛根部」を構成しているのが毛包で、毛根を包んでいます。
毛包も毛と同様に毛母細胞で造られています。
毛包は、毛髪を生産する上で非常に大切な部分です。
ちなみに生長期の毛根のもっとも下部は球状になっており毛球と呼ばれます。

毛球の中には毛母細胞が詰まっています。
毛母細胞は髪の毛の製造工場です。

毛母細胞の中心部には毛乳頭と呼ばれる組織があります。
毛乳頭は毛髪を造るための栄養分や酵素の供給場所であり、細胞分裂コントロールの本拠地であり、ヘアーサイクルつまり毛周期の調節を司っています。
毛乳頭からいろいろな信号が毛母細胞に発信されて、毛母細胞の細胞分裂を常にコントロールしています。
毛乳頭は周囲に網の目のように張り巡らされている毛細血管を通じて髪の毛を発生させるために必要な栄養分や酵素を受け取り、その栄養や酵素を糧として毛母細胞の細胞分裂をコントロールします。
毛乳頭から髪の毛造りの指示命令を受けた毛母細胞は24時間常に細胞分裂という活動を繰り返し、分裂した細胞が角化して髪の毛になります。

その髪の毛が毛穴から頭皮の外に生えてくるのです。

毛穴及び「毛根部」にある、毛包、毛球、毛母細胞、毛乳頭はいずれも発毛の仕組みの中で、重要な役割をになっており、これらが老廃物や異物により不潔になったり、ストレスなどによって障害を受けると、毛細血管の血流が不十分になり、「毛根部」の機能が不十分になり脱毛につながっていくのです。
またDHTに反応し毛母細胞の毛髪の生産が不十分になっていくのです。

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