二日酔い防止外来 – 眼形成、リフトアップ、AGA治療なら東京ロイヤルクリニック

二日酔い防止外来

二日酔い防止外来で内服治療として、肝機能の改善作用や解毒作用を持つ『タチオン錠』や飲むにんにく注射『アリナミン錠』薬剤を効果的に処方して、二日酔いの予防や改善を図ります。また、にんにく注射などの用意もあります。

二日酔い外来

「スッキリしたい!」そんな時に

コミュニケーションの場面で欠かせないのがお酒のつきあい。ですが連日ともなればお酒が抜けず、辛い二日酔いに悩まされてしまいます。お酒の苦手な方ならなおさら苦しいものでしょう。
そんな方のために、当院では二日酔い外来を設け、内服治療を行っています。肝機能の改善作用や解毒作用を持つ複数の薬剤を効果的に処方して、二日酔いの予防や改善を図ります。とはいえ「お酒は適量」が大原則。まずは深酒をしないように心得てください。
なお二日酔い外来は健康保険の適用外ですので自費診療となります。初診料・再診料は不要で、お薬代のみで対応いたします。 

二日酔いとは

アルコールを過剰に摂取すると、まず利尿作用によって尿の排泄が進み、体内の水分が不足して脱水症になります。また胃の粘膜が刺激されるために胃酸が過剰に分泌され、腹痛や嘔吐、下痢が起こります。するとますます脱水が進み、全身の倦怠感、不快感、脱力感が表れ、典型的な二日酔いの状態となります。
アルコールは体内で毒性のある「アセトアルデヒド」に代謝され、その後肝臓に運ばれて分解されるのですが、二日酔いの状態ではこの肝臓での処理が追いつきません。そのため有害なアセトアルデヒドがいつまでも血中に残ったままになっているのです。
ですから、血液中のアセトアルデヒドをすべて分解処理することで、二日酔いが改善されるということになります。 

当院が提唱する二日酔い対策と治療

二日酔いは予防と改善の両面から捉えることが効果的です。お酒を飲むことが事前に判っている場合には、飲酒前と飲酒後のお薬の服用により、二日酔いを防ぎ、防げなかった場合にも症状を軽く抑えることができます。

タチオン錠(グルタチオン製剤)
有害物質への解毒作用を発揮するため最もオススメの薬剤です。アセトアルデヒドの産生を抑えるとともに肝臓での分解を促進しますので、二日酔いの予防と改善に効果があり、肝機能の改善も図れます。飲酒前後に服用すれば、二日酔いを防ぎ、またその後の症状を軽減することができます。

作用:肝臓の代謝機能を高めることで体本来の解毒作用を強めます。特にアルコールの血中成分であるアセトアルデヒドの分解を早め、二日酔いの予防や改善する作用がございます。その他、脂肪肝予防効果、抗アレルギー作用があります。

服用方法:お酒飲む前、飲んだ後に100mg錠を1~2錠服用します(50mg錠の場合は2~4錠)。→酔いが回りにくくなります

飲酒後もしくは二日酔いの状態のときに、さらに100mgを1錠服用します(50mg錠の場合は2錠)→悪酔い、倦怠感、頭重感、嘔気からの改善を早めます。

飲んだ翌日に300mg追加で服用するとさらに効果的です。

1日最大で300mg(50mg錠なら6錠、100mg錠なら3錠)服用可能ですのでご自分で調節可能です。

 

当院で扱う二日酔い防止薬

タチオン錠 肝臓の解毒作用を高めてアセトアルデヒドの分解を促進し、肝臓を保護します。悪酔い、二日酔い防止、二日酔い改善作用があります。
飲むニンニク注射 乳酸を流し、血糖からエネルギーを取り出す効果があり疲労しにくくなります

 

二日酔いへの対症療法薬

ナウゼリン錠 吐き気止めです。
悪酔い、二日酔い防止、二日酔い改善作用があります。
セルベックス錠 胃薬です。種類によってはお酒と併用と逆に悪酔いする種類のもありますが、これは大丈夫です。
ジスロフェナク錠 頭痛薬です。二日酔いの頭痛にも効果があります。

当院の理念

現代社会において、お酒の付き合いが人間関係形成や仕事での取引上、どうしても必要に迫られるときがないとは言えません。
もちろんお酒がなければ仲良くなれない、仕事にならないなど決してあってはいけませんし、少しずつそのようは状況は変わりつつあります。
しかしながら、まだそういう風潮が残っているのは事実。急性アルコール中毒で救急搬送されたり、二日酔いに悩まされたり、強制一気飲みによる悲劇もあとを絶ちません。
当院ではそのような現実がある限り多少なりともお力になれればと思い、二日酔い防止外来をおこなっています。
あくまでもどうしようもない逃げ道のない状況で少しでも支えになれればという方針であり、限界以上の飲酒を奨めるものでは決してありません。
処方薬を飲んだからといってお酒の量を増やしてしまっては元も子もありませんし、薬効も限定的なものです。
決して慢心せずに適量を守るようにしてください。

お酒に対するコラム

お酒を飲むを体内でどうなるのでしょうか

アルコールは80%が小腸で吸収され、全身へまわった後、肝臓に辿り着いてアルコール脱水素酵素(ADH)によりアセトアルデヒドに分解され、さらにアセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH2)により酢酸に分解されて呼気、汗、尿として排出されます。
つまり、ほとんどのお酒が肝臓というアルコール処理工場で分解され身体の外に排出されるのです。

肝臓にはアルコールの分解以外にも色々な働きをしています、胆汁酸を生産し食物の消化を助ける。糖の生産、アルコールの分解以外にも解毒作用、グリコーゲンの合成、貯蔵などなどとても多岐に渡っています。そのためアルコール分解に集中すると他の働きが疎かになってしまいます。 

酔うとはどういうこと

酔いには2種類あります。
アルコールによって大脳が麻痺する酔い
お酒を飲むとアルコールに含まれるエチルアルコールが大脳に運ばれて脳に麻痺を起こします。その結果集中力の欠如、興奮状態、陽気な気分、理性の低下などの状態になります。アルコール血中濃度が低いうちはその程度ですが、アルコール血中濃度が高くなるとどんどん症状が酷くなります。それには段階があり、酩酊期になると千鳥足に、泥酔期だと昏睡状態になりますのでお酒の飲み過ぎは非常に危険な行為なのです。

アセトアルデヒドの蓄積による酔い(フラッシング反応)
アルコール分解の途中で生成されるアセトアルデヒドには毒性があり体内に蓄積するとフラッシング反応と呼ばれる症状をきたします。具体的には動悸、頭痛、吐き気、顔面紅潮などです。
肝臓が分解しきれないほどアルコールを摂取するとアセトアルデヒドがどんどん蓄積していき、最終的には全身倦怠感、不快感、頭痛などの二日酔いのときの症状をきたすようになります。
酔った状態とは脳が麻痺して頭がボーッとしたり陽気になると同時に、分解しきれないアルコールがアセトアルデヒドとなって蓄積して不快な症状がゆっくりと進行している状態なのです。 

公益社団法人 アルコール健康医学協会より

お酒が弱いってどういうこと

遺伝的に肝臓にあるアルコールを分解する酵素ADHやADH2が欠損していたり働きが弱い人がいます。特にアジア系、日本人に多くアルコール分解能力が低いためアルコール血中濃度やアセトアルデヒド血中濃度を低くすることができず、少ない量のお酒で酩酊状態になったりフラッシング反応をきたしたり、二日酔いになりやすいのです。
またアルコール分解能力は肝臓の大きさに比例するので身体の小さい女性のほうが男性に比べてお酒は弱いことが多いです。

お酒に強い人のほうが実は危険!
実はお酒に弱い人より強い人のほうが身体を壊す確率が高いと言われています。お酒が弱い人は、元々量を飲まない上にすぐにフラッシング反応が起きるので二日酔いの防波堤になりますが、お酒に強い人はアルコールによる作用を感じにくくフラッシング反応も起しにくいため、より多くの量を飲酒してしまいます。また自分は強いと自信を持っているため限界以上の飲酒をすることが多く、短期的には乗り切れても長期的には肝臓を痛めてしまうことが多いのです。お酒に強い人のほうがアルコール依存症になるリスクが高いという報告もあります。

二日酔いとはどんなメカニズムなの

二日酔いとはアセトアルデヒドの毒性による症状と脱水と低血糖の症状が組合わさった状態です。
アルコールによる軽い麻痺状態が起きても、すぐに飲酒を止めればアルコール、アセトアルデヒドがゆっくりと分解され排出されるので何も問題がありません。しかし酔っているとしばしば歯止めをかけられずにさらに飲酒してしまいます。
肝臓のアルコールの処理能力を超えて飲酒すると毒性のあるアセトアルデヒドがどんどん蓄積していきますます。
アセトアルデヒドの分解は想像以上に時間のかかるもので就寝している間に処理しきれずに次の日にまで残ってしまうと二日酔いの状態になります。

アルコールの分解速度は思っているよりも遅く、体重60kgの成人が日本酒1合を摂取した場合、肝臓がアルコールを分解するのに平均3~4時間を要します。つまり夜10時に日本酒を3合飲んだら処理するのにかかる時間は9~12時間かかり、朝起きても体内に残存している状態になります。
さらにそれは肝臓にアルコール分解に集中させたときのことで実際には肝臓が他の作用にも働いているのでもっと分解に時間がかかります。

それだけではありません。
酩酊時には抗利尿ホルモンが下がり、アルコールの利尿作用とあいまって尿量が増えて脱水傾向になります。それと肝臓は糖新生という糖を生成する働きがあるのですが、アルコール分解に働いている間はおろそかになり、結果低血糖になります。
つまり

  • 毒性のあるアセトアルデヒドの蓄積
  • アルコールの利尿作用による脱水状態
  • 低血糖

の3つが原因となって、頭痛、吐き気、倦怠感、ふらつき、冷や汗といった二日酔いの症状が出てくるのです。

お酒のトラブルを回避するには?

自分の適量をよく知ること
ほろ酔い気分になったときがピークだと思って、飲酒を止めて水分を飲酒量より多く取るようにしてください。急ピッチで飲酒すると酔いが追いつかず自分の限界を超えてしまいがちです。年齢が上がるにつれてお酒には弱くなってきます。自分が少しずつお酒に弱くなっているのだと認識して飲酒にあたってください。

ゆっくりと少しずつ飲む
ゆっくりと少量ずつ飲むことで肝臓にアセトアルデヒドを分解する時間的余裕を与えましょう。

飲みの席には空腹では行かない
空腹状態ではアルコールの吸収が早くなってしまいます。食べ過ぎには注意ですが肝臓にエネルギーを与えるためにも小腹を満たしてから行きましょう。

飲酒は午後11時には切り上げる
肝臓にも体内時計があり午前0時から2時がもっとも働いてくれます。それまでには飲酒をストップし、できれば帰宅して就寝してください。横になることで肝臓の血流が増加してアセトアルデヒドの分解を促進します。

飲酒後の湯船、サウナは絶対止める!
脱水状態が進行したり脈拍が早くなり心臓に負担がかかります。時として不幸な事故に繋がる例も少なくありません。飲酒した夜はシャワーに留めておきましょう。

二日酔いになったらどうしたらいいの?

気をつけてもなってしまうときはなってしまう二日酔い。もしなったら以下のアドバイスを参考にして安静にしてください。

スポーツドリンクを多めに摂取する 補水し電解質のアンバランスを整えます。
朝食はきちんと取る 食欲がないでしょうが肝臓にエネルギーと与え働いてもらうためにもしっかり炭水化物やタンパク質を取ってください。
脱水状態と改善するために塩分も取りましょう。
例:肉、レバー、魚、梅、みそ汁、酢の物など
横になって睡眠をとる 横になることで肝臓の血流が増えますし、睡眠時に肝臓はより働きます。

 

参考文献
1. 樋口 進ほか (編). 健康日本21推進のための「アルコール保健指導マニュアル」. 社会保険研究所, 東京, 2003.
2. 松下幸生, 樋口 進ほか. アルコールクランプ法によるアルコールおよびアセトアルデヒド代謝の検討. 論文未発表.
3. Yamamoto K, Ueno Y, Mizoi Y et al. Genetic polymorphism of alcohol and aldehyde dehydrogenase and the effects on alcohol metabolism. Jpn J Alcohol Drug Depend 28: 13-25, 1993.

料金表

メニュー 内容 値段
飲むニンニク注射 1箱(100錠)
※飲むだけで強力な疲労回復効果
¥5,000
タチオン50mg 1箱(120錠)
※悪酔い、二日酔い対策に!解毒作用、肝保護作用があります。
¥9,800
タチオン100mg 1箱(120錠) ¥16,000
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クリニック情報

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