井岡３階級制覇ならず

昨日は井岡選手の３階級制覇がかかった試合だったのでクリニックが終わって走って帰り、TVでライブ中継を見ていました。

感想としては、一言、まさに完敗だった、、、と私は思います。
何よりボクシング技術にやられてしまいました。
チャンピオンのアムナットはフリッカージャブとショルダーブロックを駆使して、１ラウンド目から迫る井岡選手の足を止めてきました。
なんとか中に入って行こうとする井岡選手のタイミングに合わせて右ストレート、左右のアッパー、スイッチと豊富な手数で応戦し、
後半スタミナが無くなってきたところではクリンチを多用して逃げ切りました。　
手数というか引き出しの多さに驚きましたが、井岡選手がワンツー出そうとするやいなや体全体と預けてくるようなクリンチしてくるんですから
相手からしたら全くもって嫌なものです。しかも、そんなみっともない印象を覆い隠すようなテクニックを見せてくるので文句のつけようがないと思います。

ああいう相手にはボディを効かせて足を止めたり、左右のフェイントでタイミングをずらしたり、細かいフックで詰めていきたいところですが
そんなことは皆分かっているので、それでも場を支配したチャンピオンが一枚上手だったのでしょう、、、、

私は最近の階級制覇の傾向には疑問があるのですが、まともな３階級制覇ともなるとやはり難しいんですね。

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