院長ブログただ糸を入れるだけじゃない!――アルテミストリフトにかける私のこだわりとは
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ただ糸を入れるだけじゃない!――アルテミストリフトにかける私のこだわりとは
2025.05.04
スレッドリフト(ロイヤル糸リフト、アルテミスリフト)
アルテミストリフトへのこだわり
―ただ糸を入れるだけではない、顔を読む、構造を感じる、本気のリフティング設計―
美容医療の世界には、数えきれないほどの糸リフトがあります。
その中で私が「アルテミスト」というスレッドを選び、こだわり抜いて施術しているのには、確かな理由があります。
糸の性能はもちろん重要ですが、本当に大事なのは“どの糸を、どう入れるか”です。
そして“どう効果を維持していくか”までが、美容医療だと私は考えています。
まずは、なぜ、アルテミストを選んだのか?
まず、アルテミストは「コグ糸」と「テスリフト」の特性を兼ね備えたハイブリッド糸です。
引っかかりの強さ(コグ)と、柔軟性や組織とのなじみの良さ(テス)を併せ持っており、顔の形や脂肪の付き方に個人差がある日本人にとって非常に適している糸だと感じています。
実際に使ってみると、引き上げ力・なじみ・形の維持力のバランスが非常に良く、なおかつ術後の違和感や不自然さが少ない。
その上で、15cmという長さがあるため、1本の糸でしっかりと「面」で引き上げることが可能です。
この“長さを活かしきる”ことで、点ではなく面で支える自然なフェイスラインが形成できます。
局所麻酔の段階から始まる、糸リフトの設計
「糸をどこに入れるか」は、局所麻酔注射の段階から勝負が始まっています。
私は、麻酔を注入して脂肪層が膨らんだタイミングで、手の感覚で皮下脂肪の厚み・質感・抵抗感を細かく確認しています。
この時点で、“この方の皮下脂肪は厚いのか薄いのか”“SMAS層との距離はどれくらいか”を頭の中で設計していくのです。
*スマス (SMAS) とは、Superficial Musculo-Aponeurotic System の略で、顔の表情筋を覆う薄い筋膜層です
これを怠ると、糸が無駄に深い脂肪に引っかかったり、SMAS層引っかかって妙に癒着してしまったりすることで、
・引き連れ
・凹凸
・早期の後戻り
などのトラブルの原因になります。
カニューレを微妙に「しならせる」理由
アルテミストは強い糸ですが、それを無理やり入れてしまっては意味がありません。
私はカニューレをあえてほんの少し曲げることで、SMASの深さ、顔の深部の硬さ(リガメントや骨膜近く)を感じながら、スムーズに滑らせるように挿入しています。
これにより、
・硬い組織に引っかからない
・皮膚の表面に引きつれが出にくい
・糸のテンションが均等にかかる
という状態が作れます。
一見すると地味な工夫ですが、ここが仕上がりの自然さを大きく左右する部分でもあるのです!
「どこを、どう上げるか」には理由がある
リフトとは単なる“上方向”への引き上げではありません。
私は常に、「若かった頃に脂肪があった位置に戻す」ことを意識しています。
特にメーラーファットやジョールファットは、重力で下がることで顔が疲れて見えたり、たるみが強調されたりします。
これらをただ引っ張るのではなく、元にあった場所に戻す感覚で上げていく。
そのためには「引き上げの方向(ベクトル)」に徹底的にこだわります。
たとえば、こめかみや耳の後ろなど、傷が目立たず、リフトの起点としても理想的な部位から、
・メーラーファットが自然に上方に上がるライン
・ジョールファットが戻るべき斜めの方向
を読み解いて、最も効果的なラインで糸を走らせていきます。
糸を「しならせて引く」というテクニック
糸を入れて、そのまま“直線的に引く”だけでは効果は長続きしません。
すぐにテンションが抜けてしまい、1~2ヶ月でリフト力が弱まることすらあります。
だからこそ、糸を「軽くしならせて、しっかりと周囲の組織と面で支える」ように引きます。
この「糸の角度」と「面の引き上げ」によって、持続力・仕上がりのなめらかさ・自然な表情筋の動きが生まれるのです。
3つが揃って、初めて「リフト」になる
私は常にこう考えています。
- 糸を入れる深さ
- 糸を引き上げる方向(ベクトル)
- 糸をどう動かし、どうテンションをかけるか
この3つが噛み合ってこそ、本物のリフティングは完成します。
どれか一つでも欠けていれば、それは単なる「糸を入れた作業」にしか過ぎません。
顔は人によって全く構造が異なります。だからこそ、全員違う設計図でリフトを行うべきなのです。
糸リフト後こそ「ショッピングスレッド」でのメンテナンスを
リフトは入れただけで終わりません。
大切なのは「その後どう維持していくか」です。
私は、リフト後のメンテナンスとしてショッピングスレッド(ショッピングリフト)を定期的に取り入れることをおすすめしています。
特に、
・ハリ感の補強
・浅い層のコラーゲン刺激
・微細なたるみの微調整
に効果的で、アルテミストによる“骨組みの引き上げ”に対して、“表面の補正”という役割を担います。
最後に:糸リフトに「こだわる理由」
糸リフトは、決して安い施術ではありません。
だからこそ、“ただ糸を入れました”という美容にはしたくない。
どうせ受けていただくなら、
・最適な糸選び
・こだわり抜いた入れ方
・その後のメンテナンス提案
まで含めて、“一つの美容作品”として提供したいと思っています。
私はどれだけでも相談に乗ります。
美容はその人の人生そのものを変える力を持っている――
だからこそ、本気で向き合う。それが、私がアルテミストリフトにかける想いです。
1つ症例見せますね
特に難しい、サイドのフェイスラインをクッキリ出すのが難しいんですよ。
東京ロイヤルクリニックの『アルテミスリフト』に興味あることがある人はぜひ公式ラインからカウンセリングをお待ちしております。
診察で、貴方の顔の設計を提案させてください
営業なしの本気のカウンセリングをさせてくださいませ!!!!
料金
アルテミスリフト | 1本 | ¥38,500 |
---|---|---|
2本 | ¥77,000 | |
4本 | ¥154,000 | |
6本 | ¥232,000 | |
8本 | ¥308,000 | |
10本 | ¥385,000 | |
12本 | ¥462,000 | |
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16本 | ¥616,000 | |
18本 | ¥726,000 |
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