今日はちょっと複雑な話をします｜エンブレイスRFとオンダリフトの違い

エンブレイスRF（モフィウス8・フェイスタイト・ボディタイト）とは

エンブレイスRFは、RF波（ラジオ波）を顔や体の内部に照射し、美容効果を出すことを目的とした美容医療機器です。

3つのデバイス

• モフィウス8：表皮・真皮層・浅い脂肪層にRF波を届ける

• フェイスタイト：顔の深い脂肪層にRF波を届ける

• ボディタイト：体の深い脂肪層にRF波を届ける

👉 道具を使い分けることで、あらゆる層にRF波を入れ込み、総合的な引き締め効果を狙うのがエンブレイスRFのコンセプトです。

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RF波の基本原理

RF波（0.3〜10MHzの高周波電磁波）が皮膚や皮下組織に流れると、組織の抵抗＝インピーダンスによって熱が発生します。

これは「ジュール熱（抵抗加熱）」と呼ばれます。

• 水分が少ない組織ほど抵抗が大きく、発熱しやすい

• 脂肪細胞は水分が少ないため、RF波が効率よく熱に変換されやすい

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熱による生体反応

• コラーゲン収縮（即時効果）
  
  真皮コラーゲンは約60℃で熱変性を起こし、分子レベルで収縮 → 即時的に引き締まった効果が得られる

• 創傷治癒反応（中期〜長期効果）
  
  損傷修復の過程でコラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸が新生 → 数週間〜数ヶ月かけて肌質改善とタイトニング

• 脂肪組織への作用（機種による）
  
  エンブレイスRFでは脂肪層への加熱により、部分的な脂肪減少＋皮膚の引き締めを同時に実現可能

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RFとレーザーの違い

• レーザー：光が「色素」や「水分」に吸収されて熱を発生

• RF：電気抵抗によって熱を発生 → 色素や肌色に依存せず、安全性が高い

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オンダリフト（Onda）の特徴

オンダリフトはイタリア製のOndaプラットフォームを使用し、マイクロ波（2.45GHz帯）を照射する美容機器です。

• エネルギー伝達：マイクロ波による誘電加熱

• 標的組織：皮下脂肪・セルライト

• 効果：脂肪減少、セルライト改善、局所痩身＋スキンタイトニング

• 安全性：冷却ハンドピース併用で表皮ダメージを最小化

👉 RFが「たるみ治療＋脂肪加熱」なのに対し、オンダリフトは「脂肪加熱＋セルライト改善」が主目的です。

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RF機器とオンダリフトの比較表

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臨床での使い分け

• 皮膚の余剰やたるみが主訴 → RF機器（モフィウス8・フェイスタイトなど）

• 脂肪沈着やセルライトが主訴 → オンダリフト

• 混在するケース → RFと外科的手技（脂肪吸引や糸リフト）を組み合わせて総合的に対応

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東京ロイヤルクリニックでの取り組み

当院では、

• モフィウス8・エンブレイスRFを用いて、肌質改善〜脂肪減少までをオーダーメイドでデザイン

• 脂肪吸引や糸リフトと組み合わせ、構造的リフトアップ＋熱によるタイトニングを統合

• 肌質・脂肪量・年齢変化に応じて治療プランをカスタマイズ

👉 単一の機械に依存せず、患者さま一人ひとりに最適な治療戦略を立てています。