たるみの正体とは?美容外科医が語る「皮膚 vs 脂肪」論争の真実

たるみの正体とは?美容外科医が語る「皮膚 vs 脂肪」論争の真実

2025.06.05

診療で思うこと

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美容外科医からみる「たるみの原因は皮膚?脂肪?」問題

年齢とともに気になってくる「たるみ」。

鏡を見るたびに、「昔よりフェイスラインがぼやけた」「口元や頬が下がってきた」と感じていませんか?

では、実際にこの“たるみ”の原因は皮膚が余るからなのか、脂肪が下がるからなのか。

美容外科医の視点から、その真実をわかりやすく解説します。


結論:「どちらも」ですが、実は“支持組織のゆるみ”が根本にあります!

たるみは、「皮膚」だけが伸びることでも、「脂肪」だけが下がることでも起きません。

実はその両方に加えて、リガメント(靭帯)やSMAS(筋膜)など、皮膚と骨をつなぐ“支持組織”のゆるみが最も大きな原因です。


皮膚のたるみとは?

皮膚はコラーゲンやエラスチンなどの繊維によってハリを保っています。

しかし、紫外線・加齢・乾燥などの影響でそれらが減少すると、皮膚自体が伸びたり、質感が薄くなって“余り”やすくなります

→ 特徴的なのは「上まぶたのかぶさり」「ほうれい線の影」などです。


脂肪のたるみとは?

顔には「脂肪の層」が複数存在し、それぞれが独立したパーツのように動きます。

とくに加齢や筋力低下により、頬の脂肪(メーラーファット)やフェイスラインの脂肪(ジョールファット)が重力で下がってきます。

これにより、フェイスラインがもたついたり、マリオネットラインが深くなります。


たるみ治療は「原因ごとの複合戦略」がカギ

患者様ごとにたるみの原因は異なるため、診察では以下を見極めます:

  • 皮膚が緩んでいるか

  • 脂肪が下がっているか

  • 支持靭帯が弱っているか

  • 骨格や歯列の変化が関係していないか

そして、最適な治療法を選びます:

原因 対応治療
皮膚のたるみ モフィウス8、HIFU、CO2レーザーなど
脂肪のたるみ 脂肪吸引、カベリン注射、エンブレイスRF
靭帯・SMASのゆるみ 糸リフト(アルテミスリフト、ロイヤル糸リフトなど)、フェイスリフト手術

まとめ

たるみは単純な「皮膚の問題」でも「脂肪の問題」でもありません

表面からは見えない「支持構造のゆるみ」こそが本質であり、そこに的確にアプローチできる医師の診断と技術が重要です。

美容医療で“なんとなく効いた”ではなく、“的確に効かせる”ためには、まずは原因を見極めることが第一歩。

お悩みの方は、たるみと戦う東京ロイヤルクリニックに、ぜひ一度専門的なカウンセリングを受けてみてください!!公式ラインから予約できます


 

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