タミフル 承認受けずネット広告、家宅捜索 大阪府警

タミフル 承認受けずネット広告、家宅捜索 大阪府警

2009.11.25

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タミフル 承認受けずネット広告、家宅捜索 大阪府警
11月25日11時16分配信 毎日新聞より抜粋
厚生労働相の承認を受けていないインフルエンザ治療薬「タミフル」をインターネット上のホームページで広告したとして、大阪府警は25日、薬事法(未承認医薬品の広告)違反の疑いで大阪、東京、岡山の輸入代行業者4法人と1個人の家宅捜索に乗り出した。新型インフルエンザの感染拡大もあり、ネット上でタミフルを扱う業者が横行しているが、こうした業者に対し、警察が強制捜査に乗り出すのは初めて。

府警生活環境課によると、捜索を受けたのは、TEN(大阪市中央区)▽エーアイジー(東京都豊島区)▽インターテック(東京都港区)▽バイオコム(東京都文京区)の4法人と個人業者「サイアムユーミン」(岡山市)。捜索先は支店などを含めて6都府県の計12カ所。

5業者は今年8~11月、ネット上に「タミフル75ミリグラム」のパッケージなどの写真を掲載して広告した疑いがもたれている。いずれも「個人輸入代行」をうたい、薬価の3~5倍にあたる10カプセル8200~1万6000円で扱っていた。

タミフルは日本の輸入販売元の中外製薬(東京)以外の業者が扱うものは未承認薬となり、広告や販売行為が薬事法で禁じられている。5業者について、府警は「個人輸入代行」をうたいながら、事実上、タミフルを販売する目的で広告を掲載したとみており、今後、販売行為の有無や実態についても慎重に調べる。【渋江千春】

こういったネットでの偽薬ネット商法はあとを絶ちません。特にインフルエンザやEDなどの人々の不安を
詐欺商売に結びつけようというのは非常に悪質極まりません
医薬品とは作用副作用が必ずあり、医療知識をしっかり持った人間の管理の元で服用していかなければトラブルがあったときに対処ができません。まともな本物の医薬品でもいけないことですが偽物や未承認薬品なんですからこれはもはや重大な犯罪といえます。
もし得体のしれない成分で服用した人に重大な後遺症が残るような事態になった場合、相手が顔も知らぬネット業者では悔やんでも悔やみきれません

外出が難しい、例えばある種の障害者達にとってネットで薬を購入できるのは生活上とても便利なものです
。だから医薬品をネットで販売できるようにしていくべきだと業者は言いますが、それは外出できない人間に処方できる体制を薬局や病院の中で作っていけばいい話です。現にそういう体制が整いつつあります。
国民全員がネットで買えるようにする必要はないと思いますしそうなると詐欺やトラブルが多発し、取り締まりも困難になる事態は容易に想像できます。
悪質業者が、本当に外出困難でネットで買えると非常に生活が助かるような人々をターゲットに未承認医薬品を売りさばいているかと思うと一医療人としてハラワタが煮えくり返る思いなので
今回は警察よくやった!と拍手喝采です。

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