内藤判定陥落亀田勝利！

内藤選手を応援していたので今回の結果は残念でした。試合自体は世界戦に恥じない素晴らしいものだったと思います。試合は内藤選手のアグレッシブに亀田選手がカウンター狙う形で終始進んでいきました。もう少し亀田興毅が初回は攻めていくと予想していましたが徹底して内藤攻略に徹していましたね。内藤選手が最初から踏み込んで手数を出してきたのを受けてのことでしょうか。内藤選手は年齢がネックで確かに衰えはありましたがコンディション作りはかなり上手くいっていたように思います。

重ねていいますが、とてもいい試合でしたよ。亀田興毅の防御センス 丁寧なカウンター 試合が終わっても顔があんまり腫れてない。あの内藤の怒涛の攻めをあそこまで逃げ切れるのは間違いなく世界レベルです
まだパッキャオレベルとはいえないでしょうが。ただ気になったのが二点。一つはやたら亀田興毅よりの解説。亀田は落ち着いてる 亀田のパンチが当たってるだの 亀田亀田で見ているほうが気がめいるくらいでした。
二点目は やはり判定ですね。 まあなんとなく納得のレベルでですがチャンピオンが手数やコンビネーションを出し、攻めて攻めての気迫に対して 亀田はカウンター待ちの単発でひたすら距離を空けていました。何発かカウンターが入りましたが挑戦者としての姿勢ではないし チャンピオンをぐらつかしたわけでもない。チャンピオンが攻めが止まらない以上 チャンピオンの判定勝ちでも不思議ではないんじゃないでしょうか。一回目の栗王対ラリオス戦を見るとカウンターで栗王がダウンを取りながらもチャンピオンの攻撃に待ちの一手が続き 王者奪取に至りませんでした。
そのときと試合の状況は似てるんじゃないかなって。本当ボクシングの判定はよくわからない。前回の亀田大樹対デンカオセーン戦ではデンカオセーンはクリンチしまくってスタミナ切れをごまかすというかズル賢い戦法で判定勝ちというのも釈然としないし。人によって見方が違うのは仕方のないことですね。
今回の試合、試しに消音で見直してみると 亀田選手が明らかなポイントとっているのか結構微妙。 ちなみに内藤の顔が腫れてしまっていることはポイントには入りませんよ 解説者はその辺りを強調しまくってましたけど。
まあ両選手の顔を見ると亀田勝ちでもしょうがないかなって、人間である以上 そう思っちゃいます。流石に亀田興毅選手は何か持ってますな。
あとなるほどと思ったのが亀田王者が試合後に、ボクシングはゲームだ、といったこと。ゲームなんかじゃない気合いの殴り合いだ！とおっしゃる気持ちもわかりますが拳闘の究極は互い間合いの奪い合い、陣地取りだなんて言われるようにある種のゲーム性があると思います。さらにゲーム性が強いことでサッカーや野球はメジャースポーツになっていったのではないでしょうか？ボクシングのメジャー化を目指す亀田興毅ならではの一言といったところでしょう。