風邪

風邪を引いてしまいました
医者の不養生といいますし、反省しきりです
他の病院に手伝いに行かなければならないのでガンバらないと

風邪は基本的にウイルスによるものなので、喉の痛み、発熱などはそれぞれのお薬で対症療法しつつ自分の免疫機能でウイルスを退治しなければなりません。　つまり、薬を飲んでもすぐによくなるわけではなく、水を一杯飲んで一杯寝て体を休ませなければ風邪は改善しません
それも一般的に自分の考えているよりも長く休まなければならないものです
多くの人達が我慢できず、薬を飲んでも治らないとか、すぐ治して欲しいとか　夜間に救急病院にいらっしゃいます　　医師は患者様の訴えに耳を傾ける義務があるため、勿論来院していただくのは問題はないのです。しかし、もうちょっとゆっくり休んで置かないと治りませんよ　としか言えませんので、病院までいらっしゃる体力が無駄になってしまうのが可哀想に思います
そんなことを日頃思っていましたが
ある日、ただ医者に診てもらうだけでも気分が随分違うものだと患者様からご意見いただき、なるほど、と。
医は仁術。
医者の本分とは、ただの治療にあらず。コミュニケーションから立脚するものなのだなあ
と当たり前のことを再確認してしまいました

そして実際、自分が風邪を引いてしまうとなんと自分は弱いのだろうと気づきます
起き上がるだけでつらく、外の空気や人の声まで体に響く　香水の香りや車の排気ガスに不快感が出てきます　そして、他人と会話している時も細かいことが気になってイライラします
ああ　これが病人の気持ちなのだ
普段健康な状態だと気づかないイライラ因子が日常に溢れている
そんな中で医師は病人に安心感や安らぎを与えていかなければならないんだ
風邪が治ったら気を引き締めて頑張ろう

そんな風に思いました

我が東京ロイヤルクリニックはED,毛髪、禁煙クリニックなので風邪を診ることはありません