【専門医によるモフィウス8 Q&A】

専門医によるモフィウス8 「表面を焼かない」深層構造の若返り

モフィウス8（Morpheus8）は単なる表面へのレーザーやRF治療ではありません。

皮膚の“支え”になっている脂肪層（脂肪繊維隔壁）や真皮深層にアプローチし、構造から若返らせることが可能なRF（ラジオ波）マイクロニードル治療です。

美容医療としては珍しく「しっかり刺し、しっかり加熱し、構造を修復」する治療。ここではよく聞かれる専門的な質問に回答していきます。

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Q1. モフィウス8は何に効く？どの層を治療するのか？

■効く領域

• ほうれい線・マリオネットライン

• 二重あご、フェイスラインのだぶつき

• 頬下部のもたつき（ジョールファット）

• 首のシワ、横じわ

• 目周りの小じわ

ポイントは皮膚表面ではなく「皮膚の支え」への治療です。

モフィウス8の針は深さ4mmまで調整可能。

通常の美容レーザーは表皮〜浅層真皮で止まりますが、モフィウスは脂肪層とSMAS直上層まで届くため、皮膚を吊り上げる靭帯と脂肪をリモデリング（再生）できます。

＝「表面のハリ」＋「たるみの原因部位」を同時に改善する唯一のRFといえます

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Q2. フラクショナルレーザーとの違いは？

フラクショナルレーザーは表皮～真皮浅層の微細な熱損傷を与え、創傷治癒でハリを出します。

しかしたるみの主因である脂肪層・支持靭帯には届きません。

モフィウス8は“貫入（Needling）→RF加熱”の二段構造。

針電極が目的の深さに直接RF熱（60〜67℃）を加え、

• 脂肪のボリューム縮小（coagulative necrosis）

• 皮膚〜皮下組織のコラーゲン収縮

• 皮膚・脂肪層の再構築（remodeling）

を引き起こします。

つまり「焼く」ではなく「深部を設計し直すコンセプト」の治療です。

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Q3. 痛みや麻酔はどうする？ダウンタイムは？

■痛み

針が刺さる感覚と、RF加熱のピリッとした熱感が出ます。

局所麻酔（ブロック）＋表面麻酔あるいは笑気を併用することで痛みは大幅軽減できます。

※静脈麻酔は必要ありません（安全面・回復の観点でも推奨しない）ほとんどが表面麻酔で大丈夫です

■ダウンタイム

• 赤み：1〜3日

• 腫れ：2〜5日

• ざらざら感：24〜72時間

• 皮膚内部の再生期間：4〜12週

良いクリニックは針跡を「消す」技術ではなく、狙った深さに安全に刺して熱を入れる技術を持っています。患者の皮膚厚・脂肪層に合わせて深度を変えます。

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Q4. どのくらいの回数が適切？

1回でも効果はありますが、構造改善を狙うなら3回以上がオススメ。

• 初回：深部へのRFで支持層を「起こす」

• 2回目（4〜6週後）：脂肪層収縮＋靭帯補正

• 3回目（さらに4〜6週後）：真皮再構築と輪郭固定

中年以上の皮膚はコラーゲン反応が遅いため、治療間隔を短くして“刺激→反応→固定”を繰り返すと結果が良いです。

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Q5. 「400ショット vs 1200ショット」何が違う？

量ではなく治療設計の問題です。

• 400ショット：一般的な“表面的なハリ出し”

• 800–1200ショット以上：

  • ジョールファット

  • メーラーファット

  • 二重あご

  • 首の横ジワ
    
    といった解剖学的部位へ焦点的にRFを入れ、輪郭・構造ごと修復

たるみ・輪郭を治すには「点」ではなく「面の密度」が必要です。

高ショット＝痛めつけるではなく、高密度の照射が引き締め“結果”を作るという考え方です。

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Q6. 他治療との併用は？

■最も強力な組み合わせ

• 脂肪削り（微量脂肪吸引）→ フェイスタイトRF → 糸リフト（固定） → モフィウス持続管理　　糸は異物なので異物に拒否感がある方は無しでも充分効果はあります

モフィウスは術後の皮膚ゆるみを防ぎ、Vラインと皮膚の質を維持します。

脂肪吸引のみだと皮膚が余りやすい。

フェイスタイトで引き締め、モフィウスで微細繊維隔壁を整え、コラーゲン増生で形を“固定”。

美容医療の中で中～長期の維持設計を担う役割がモフィウスです。

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Q7. リスクは？

• 針跡・内出血

• 一時的な神経違和感（浅層照射時）

• 熱傷（深度設定ミス・プローブ圧不良）

• 色素沈着（高出力＋日焼け）

重要なのは「誰が打つか」。

経験の浅い施術者は深さ・ショット・発熱量の三要素を同時に管理できません。

専門医は皮膚厚・脂肪量・支持靭帯の位置を把握し、顔面解剖に沿って最適な深さへ入れます。

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Q8. 効果が出るまでの時間は？

初期効果：直後〜2週間（収縮・浮腫）

本当の結果：8〜12週（コラーゲンリモデリング）

RFは熱によるタンパク質収縮→創傷治癒→線維増殖という生体反応。

美容医療は「溶かす」「持ち上げる」即効性が好まれますが、最終的な若返り感は“自分の組織で立ち上がる”ものです。

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Q9. どの部位が一番効く？

顔下半分〜首。

重力の影響を受けるメーラー〜ジョール〜二重顎〜首は、脂肪層と靭帯の緩みが主因。

レーザーでは届かない深さにモフィウスが入るため他治療より手応えが強い。

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Q10. 安全性の基準は？

適切な深さ×適切な温度×面での分布。

医療的には以下が基準です：

1. 皮膚厚に応じたDepth設定（2–4mmが標準、フェイスラインは3–4mm）

2. 出力（J）より温度管理（60–68℃）を優先

3. 針角度を皮表面へ垂直—熱偏在を防ぐ

4. 解剖学的禁忌領域の回避（眼窩下孔・顔面神経主幹・耳下腺）

ここが理解できていないと、“ただ痛い施術”になってしまう。

本来は“痛みの先に構造変化がある”治療です。

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まとめ：モフィウス8は「美容の最終ライン」ではなく「中核」

• 表皮を焼く美容 ⇒ 浅層

• ヒアルロン酸 ⇒ ボリューム整形

• 糸リフト ⇒ 牽引

• 脂肪吸引 ⇒ ボリューム除去

モフィウス8は「深部再構築」。

美容医療の土台を作り、他治療の結果を長期維持する“設計ツール”です。

だから1回では終わらない。

8〜12週の組織反応を理解し、適切な回数・ショット数・深さで運用する。

これが専門医のモフィウス8です。

それを総称して『攻めのモフィウス』と東京ロイヤルクリニックでは呼んでいます
ご興味のある方はいつでもカウンセリングお待ちしております！！！