①グラインディング（歯ぎしり）

歯ぎしりの中でも最もたくさんの人にみられるのが「グラインディング」です。

これはギリギリと歯を擦り合わせる歯ぎしり。上下の歯を強く噛んだ状態で横方向に滑らせて、こすり合わせる動きをいい、最も歯にダメージを与え歯の削れが大きく歯が擦り減って平らになる特徴がみられます。

眠っている時に起こることが多く、で、周囲から言われて気づくことが多いものです。自分で自分の歯軋りの音を聞いてしまった、、、とおっしゃる方もいました。

②クレンチング（食いしばり）

クレンチングは、食いしばりとか咬みしめとも言われています。

上下の歯をグッと縦の強い力で噛みこむことで、グラインディングと違い横にこすり合わせることはありません。

筋肉のトレーニングやスポーツをするとき、力を入れる時に食いしばりますが、寝ている時も同じように力が入って食いしばりをすることがあります。音が出ないために自覚しにくいです。

クレンチングしている人は頬の筋肉に力が入る、または入りやすいため少し噛んでもらうと堅く膨らみやすいです。

ちなみに、人は1日の中で食事や話すことで上下の歯を咬み合わせますが、上下の歯が咬み合っている時間は実質わずか５分から長くても２０分だそうです。意外に短いですね。

日常生活では上下の歯はくっついているわけではなく少し隙間を作って力が加わらないように自然となっています。しかし寝ている間に力が入ってクレンチングしてしまう癖がついてしまうと２０分どころではなく長時間負荷がかかってしまいます。

③タッピング

タッピングは、上下の歯をカチカチと噛み合わせるもので、頻度の少ないタイプの歯ぎしりです。寒くて震えている時のように、歯を小刻みにぶつけ（タッピング）小さな音を出します。考え事をしていたり、チックのようにストレスに反応してタッピングする人もいます。

歯ぎしりのタイプは以上の３つに分類されます。どれも日常生活の中で、無意識に歯ぎしりをしていたり、夜間睡眠している完全な無意識状態に起きるものなので歯ぎしりをしないようにすることは難しく、なかなか厄介です。

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