眼の手術を受けたいけど、なかなか踏み切れない。

そんなお悩みの方のほとんどが『ダウンタイムが取れない、ダウンタイムが長そうで仕事が休めない』とおっしゃいます。手術ですから当然として内出血や腫れがありますのでダウンタイム０とは、とてもいえません。

抜糸は5日から7日後、大きな腫れはだいたい１週間もすれば引いていきますがそれなりに浮腫んでしまいます。

ただ、色々と工夫することで極力ダウンタイムを短くして手術を受けやすくすることはできるかと思います。

ダウンタイムを短くするには、クリニック側と手術を受ける側の両方面からの工夫が重要です。

それぞれ３つのポイントに気をつけています。

私達クリニック側としては

①丁寧な手術操作

右手で手術をすすめながらも左手で術野を圧迫止血したり、バイポーラという機械によるマメな止血操作によりできるだけ出血させない。また７−０という超細かい糸で丁寧に縫うことです。まあ、これは基本というか形成外科手術をするのに当たり前の姿勢ですね。

②術後にステロイド内服をさせる。

手術後の５日間は痛み止めや化膿しないように抗生剤を飲んでもらいますが、内服のステロイド剤もまた早期の炎症や腫れを抑える効果があるので併用して服用してもらうと腫れの引きが早まります。ステロイドというと怖がる方もいますが、いわゆるドーピングで使用するようなステロイドではありません。皮膚科で処方されるもので、まして５日の短期間で少量なので副作用の心配はありません。

③ヒーライト

これはクリニックにある連続LED照射マシンです。肌の奥にLED波長が通ってコラーゲンを増やす美肌効果と術後の腫れを抑える効果もあり、美容を詳しく知っている方は他院で手術を受けた後にヒーライトだけで当院にいらっしゃることもあるくらいです。

手術を受ける側としてやっていただきたいこととしては

①術後の当日は、できるだけ冷やす

手術終わってから早いうちに冷やすが腫れを引かせる最も大事なことです。アイスパックで冷やしすぎると凍傷になってしまいますから保冷剤などマイルドなものを当てましょう。また軽く圧迫することで内出血、あざになりにくくなります。約２４時間は時間があれば冷やすようにしてください。

血流を抑えたいのでお風呂は軽めのシャワーで、翌日からは湯船はオッケーです。

②顔を下に向けない

顔を下に向けると重力で血管が開いて出血することがあるので、できるだけ上げた状態でいてください。特にうつ伏せで寝てしまうのは避けてください。

まあ、これは一度実際にあったんですが、、、二重切開手術の翌日に朝から飛行機にのった方がいまして、、、機内でダラダラに二重から出血して血まみれになったことがありました 😯 。CAもびっくりですよね、機内保安員が出てきてもおかしくないかも。その話を笑い飛ばしながらされてました、なぜだかそういった豪快な方ほど術後結果が良かったりします。

③日光に当たらない

眼の場合は手術した場所にガーゼ固定で被せられないので、日光などの紫外線の影響を受けがちです。できるだけ日光に直接当たらないように日陰にいたり、日傘をさしたり、サングラスをかけるようにしましょう。ちなみに手術を受ける１週間前から黒縁メガネをかけていると、術後もかけ続けることで周りに気づかれずに手術した目を隠すことができます。

あとは基本中の基本として、酒、タバコを控えるなどもありますね。

こういった気をつけるところは、最初の１週間が重要ですので、それを徹底してくださるだけでもダウンタイム、つまり、腫れや赤みは短くなります。個人差ですけれども１週間の抜糸時にはほとんど目立たない状態までいける場合もあります。

以上のように、ダウンタイムをできるだけ少なくして、より眼の手術を受けやすい状況を作っていくように日々気をつけております。大した内容でなくて申し訳ないです。

もし眼の手術にご興味があれば、まずはカウンセリングを申し込んでください！

初回無料ですし、手術を無理強いすることも、当日いきなり手術を行うこともありませんのでご安心ください。他院と比較するのも大切なことです。

下記が当院で承っている主な眼の手術メニューです。クリックで詳しい説明ページに飛べます。ちょこちょこ内容をアップグレードしているので、たまにのぞいていただければ嬉しいです