『目周りの加齢学』の内容解説!後編

『目周りの加齢学』の内容解説!後編

2022.06.15

眼の手術

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6月10日にインスタライブで『目周りの加齢学』について語らせて頂きました!

つまり、眼球が奥にくぼみ、脂肪や皮膚が下に下がる。まぶたの開きも弱くなる。

以上のことが重なっていき印象として、目が小さくなってしまいます。

眼球の問題ではなく、周りの脂肪、皮膚、挙筋腱膜の問題なんです。

解決方法としては、目の関しては原則的には手術メインにはなります。

眼窩骨は正直どうしようもないです、、、骨補充というハイドロキシアパタイトを注入することも昔はありましたが問題点も多々あって今ではやっているところはほとんどありません。

肌にはレーザーですが、眼球に当たる可能性がありますので一般的ではありません。

肌にはスキンブースターのスネコス注射

脂肪や筋膜には眼周りハイフ

これらを使って目周りに打つことも良いですね。ただ予防的な部分や表面的な部分にしか効かないので手術することを遅らせる、、、くらいの感覚になります。もちろんそれで解決するに越したことはありません。

ゆえに根治的な治療は手術しかありません。

手術について簡単に紹介しますね。

上まぶたの若返り手術

それは眼瞼下垂の手術(挙筋腱膜前転術)です。

二重の部分を切開して皮膚を切除、そこから眼瞼挙筋と瞼板(軟骨)をつなぐ『挙筋腱膜』という部分を引き出して短くして瞼板に縫い付けます。難しい言い回しですね。

ロールカーテンでいえば紐を短くする手術と思って頂くとシンプルです。

紐を短くすれば筋肉の働きをよりダイレクトにまぶたカーテンを上げることに使えるのでまぶたの開きが良くなります。動きが良くなるので若々しい状態に戻ることができます。

肌たるみも切除して二重も形成するので人気の手術ですね。

切らないで上まぶたの裏から挙筋腱膜をタックするように結んで固定する方法『切らない眼瞼下垂』という手術もあります。軽度な下垂には良いでしょう。

下まぶたの若返り手術

目の下脱脂:涙袋から下にぷっくりと出てくる部分、その奥にある眼窩脂肪を下まぶたの裏から引き出して切除するのでダイレクトにクマを改善します。

クマが改善する効果以外にも

涙袋は筋肉の折れ曲がりでできているので脂肪を取ると涙袋が強調され

眼窩脂肪が下まぶたの開きを邪魔しているので、取ることで目の開きも良くなるメリットもあります。

ちなみに他の術式として

ハムラ法(脂肪をくぼみに埋めて眼窩隔膜を引き締める、余った皮膚を取る)

裏ハムラ(脂肪をくぼみに埋めて眼窩隔膜を引き締める)

もあります。この辺りは混乱しがち、先生によってもお考えが違うのでなおさら混乱します。

インスタライブでも表ハムラ、裏ハムラについて質問があったので触れますね。

加齢学の前編に書きましたが目元は目の下の脂肪が突出してくるだけでなく、頬のリガメントが弛んで周囲の脂肪ごと下に落ちてくるどうするのか、という問題があります。

リガメントが弱まるとどうなるのか。眼窩脂肪が突出してきた場所とほうれい線の上にあるメーラーファットという脂肪との間にゴルゴ線と呼ばれる窪みができます。

脂肪を取っただけではその窪みは残ったままではないかという問題点を解決しようとした結果でてきた術式です。

表ハムラ法では

眼窩脂肪をくぼみに埋めてたいらにして、眼窩隔膜を短くして引き締める。余った皮膚を取ってシワ感を取ります。

裏ハムラ法では

皮膚は取らず、眼窩脂肪をくぼみに埋めて眼窩隔膜を短くして引き締める。

表ハムラの欠点は表面、下まぶたを切開するので傷ができること。

裏ハムラの欠点は皮膚を取らないのでたるみが強く大きな窪みには劇的な改善が難しいことです。

私は表ハムラをすることが多いのですが、それは下まぶたを切開した痕がかなり残りにくいからです。血流もいいし、皮膚が柔らかいので傷が開きにくいので。

また、ついでに、しっかり奥まで剥離して、、、、メーラーファットに糸をかけて目尻側の骨膜に結びつけて、ほうれい線の部分をフェイスリフティングもしたいからです。クリニックによってはチークトップリフトという名前で中顔面のフェイスリフトとちて別カテゴリー手術としておこなっていることもあります。

ちょっと変わったものでは

眉下切開があります、眉の下の皮膚を切除することで肌たるみを取ります。

以上が眼の若返りの手術方法の解説になります。

眼周りがどう加齢していくのかが分かれば、その原因を解剖学的に正しく解決できるのです。

今の美容外科の主流はバックエイジング。

いわゆる美容整形として形を変えるものではなく、若返り、元に戻していくという方向での手術が今後もメインストリームになっていくと考えます。

そしてそのためには加齢学を理解する必要があります。

加齢学が分かれば不自然な美容に特化した形ではなくナチュラルに元に戻せるようにできます。

実はナチュラルに仕上げる方が難しいんです。がっつり形を変えるほうが解剖学無視でガッツリ切ればいいので割と簡単だったりします。

最後に私の東京ロイヤルクリニックについて語りますね。

①東京ロイヤルクリニックが独自に気をつけているところ

解剖学から、老化していく変化、加齢学に基づいてロジカルに若返らせます。

もちろん切らないものは切らない方向でできるだけ解決しますが、目周りの若返りには手術対応するのが根本からの治療になります。

無理な方向に引っ張ったり、切ったりすることは不自然につながって

若々しさからは離れてしまうので、私なりにナチュラル、バックエイジングというテーマで施術、手術をしています。もちろん手術は切り取ったものは戻らないので慎重にやるべきタイミング、患者様の理解が必要です。そのためにカウンセリングはできるだけ分かりやすく、何回でもおこないます。

もちろん当院で手術を受ける必要もないです、他院にも沢山素晴らしい先生はいらっしゃいますのでお気軽にカウンセリングを希望ください、営業は嫌いです。

当院でやっていない手術や治療についてもご相談も受けます。美容はキレイになっていく楽しいものです、ただしそのためには手術や治療の正しい理解を患者様にも持ってもらう必要があると考えています。

②東京ロイヤルクリニックらしいこだわりの部分

『通院していただくこと』が何より重要だと考えてこだわっています。

高血圧、糖尿病、生活習慣病では通院が重要ですよね、当然、加齢や美容も通院していくべきです。

その人の状態変化に応じて治療を強めたり弱めたり、変えたりする事が重要です。

通院して顔の経過を診る。

手術を受けるとしてそのタイミングも重要です。診ていきながら総合的に決めていけるのが本人にとっても医療側にとっても良いことだと思います。

もちろん無理に勧めることもありません。

若返るためにはどうしたらいいのかを知ってもらうこと、理解してもらうことを大切にしていますし、そのためには定期的に通ってもらい説明を繰り返して理解を深めてもらいます。

通院していただきやすくするために、自分なら出してもいいなと思うくらいの適正な価格、駅前で便利な場所、診療時間が夕方、決してキレイなキラキラ系クリニックではありませんが、優しい空間づくりに努めています。

もちろん、オペまでこなす本格派であることもこだわりです。

オペに関しては無理な営業はしません。ただ、もしお任せいただけるならば、必要だと思う手術を適正な相場の値段で自分の力の限り全力でおこないます。

 

東京ロイヤルクリニックinstagram症例など色々載っています

 

 

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