Q:髪、毛のどうやって生まれてくるの? 「毛髪発生のメカニズム」
Q:髪、毛というのはどのように生まれてくるのでしょうか? 発生のメカニズムについて教えて下さい。
A:毛器官は胎児の約10週間目から作られ始めて、約20週間目以降に出来上がると言われています。
特に毛包(毛を作り出す根の部分)は表皮細胞と真皮細胞との相互作用で発生することがわかっています。
では細かくみていきましょう。
胎児の約10週間目に表皮の奥の奥にある真皮細胞が少しずつくっついて塊をつくります。
真皮集塊とも呼ばれます。
その塊と表皮細胞との間にシグナルが出ると表皮細胞が細胞分裂によって増殖していって表皮から真皮の奥へと突起状に潜り込んでいきます。
その突起物を『毛芽(もうが)』という毛包の元になります。
毛芽がさらにシグナルを出し続け、その作用により真皮集塊は毛乳頭細胞に分化(変化)します。毛乳頭細胞を包み込むように毛芽は広がり、毛母細胞へと変化していきます。
胎児の15週目くらいには、毛球が出来上がります。その状態が「胎児毛包」です。
胎児毛包は皮脂腺を作り立毛筋が形作られ、毛幹が出来上がり、約20週間目くらいになると完全体になります。
以上が毛髪の発生のメカニズムです。 例によって手書きの図を載せてみました。
しっかりパソコンのソフトで図が描ければいいのですが、そんな能力がなく申し訳ありません。
さてさて
この発生のメカニズムの中で毛髪再生の重要な手がかりの一つがあります。
「胎児毛包」には図のように3つ突起があり、下方より毛球部、バルジ、脂腺原基となります。
毛球部は毛球になり、脂腺原基は皮脂腺になります。
ここで重要なのが『バルジ』です。
バルジはbulge=膨隆、つまり膨隆部とそのままの意味なのですが、実はこの中には毛包上皮の幹細胞がたくさん貯め込められていることがわかっています。
バルジは毛包の完全体でいえば、外毛根鞘からの隆起している部分、ちょうど立毛筋が付着する場所のあたりの突起になります。
そのバルジには幹細胞という最近iPS細胞や再生治療のメインとなる色々な組織や器官に分化する能力のある細胞があるのです。これは将来AGAの治療、毛包の再生に関わってくる可能性もあり、HARG療法とも関わってきますのでまた解説していきたいと思います。
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なるほど薄毛というマイナスをプラスのする考えですね
こんな記事を見つけました。
スタイリストが教える「ハゲに似合うファッション」
以下抜粋
ファッションでハゲを生かす
薄毛の悩みでオシャレどころじゃ……なんて人もいるかもしれないが、「『LEON』など大人のファッション誌の街角スナップは、薄毛の人の割合も高く、ステキな着こなしの人も多いんです」と話すのはパーソナルスタイリストの大山旬氏。しかも竹中直人にリリー・フランキー、YMOの高橋幸宏、テリー伊藤ら、薄毛でオシャレな有名人は想像以上に多いのだ。
「彼らの共通点はメガネ、帽子使いが上手なこととヒゲを生やしていること。顔の印象が寂しくなりがちな薄毛は、何かでアクセントをつけることが大切なんです」
各アイテム選びのポイントは?
「帽子はシンプル、無地、単色で、ツバが短めのハットがオススメ。ハットは最初は被るのが恥ずかしいかもしれませんが、ハンチングなど他の帽子に比べ誰にでも似合いやすく、被るだけでこなれた印象になります。メガネはメタルではなくやや太めのセルフレームのものを。薄毛は弱々しい印象につながりやすいので、メガネやヒゲで男らしさも出したいですね」
そのほか上半身のコーディネートで薄毛の印象を和らげる方法も。
「ベーシックなジャケットに、柄物のシャツや明るい色のニット、ストールなどを合わせると、視線を頭から首元に逸らすことができます。また大事なのは、今、挙げたアイテムを複数重ねて使わないこと。全身の8割はベーシックなもので揃えたほうがオシャレに見えます。洋服はファストファッション店で十分揃えられますが、メガネは専門店でしっかりしたものを買うと印象に差をつけられますよ」
これらのセオリーに従い、前回登場した村上さんをスタイリングしてもらったところ、薄毛の印象はゼロに。帽子なしでもクリエイター的な風貌だ。「メガネは仕事中も使えるのですぐ取り入れたい」と本人も大満足。「コンプレックスがある人のほうがファッションセンスも伸びやすい」(大山氏)そうなので、薄毛の人こそ明日からオシャレに挑戦を!
◆ファッションアイテムのポイント
1.寂しくなりがちな顔を補うアイテムを積極利用
2.ハットで薄毛隠し&こなれたオシャレを演出
3.薄毛の弱々しい印象はメガネやヒゲでカバー
4.ストールや柄物シャツで首元へと視線を分散
5.アクセントになるものを絞り8割はベーシックなものに
なるほどー。薄毛に対して真っ向から生やすという戦いを挑むのではなく、薄毛でもファッションで楽しんでしまえばいいという考えはとてもいいですね。
AGAはストレス因子もありますので、他人から見られている、ハゲていると思われているのではないか、、、、そんなストレスがより抜け毛を増やす事もあります。
ファッションでうまくフォローできればオシャレでかっこいいし、ストレスも少なくなり、薄毛をそんなに気にせずに済むと同時にAGAに対して良い効果も持てるしモテるかもしれません
ただ、薄毛を隠すようなファッションという後ろ向きにするのではなく、薄毛でも気にならないファッションをするということろにポイントがあるような気がします。
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Q:寝起きで枕元に抜け毛が多くてショックです。これは大丈夫なのでしょうか?
Q:朝起きて、ふと枕元を見ると抜け毛が何本も落ちていてショックです。これは大丈夫なのでしょうか? ちなみにシャンプーの後の排水溝の抜け毛の多さも気になります。
A:毛髪は成長期ー退行期ー休止期という周期を繰り返しています。これは毛周期(ヘアサイクル)と呼ばれ先日のブログでも詳しく解説しているのでぜひご参照ください。
通常、毛髪は正常な毛周期を繰り返して発毛と脱毛のバランスがとれていますので抜け毛が増えることはありません。
通常、成人した日本人であれば1日平均50本~100本は抜けます。
枕につく毛の量がそのくらいであればまず心配ありません。
ちなみに頭には約12万本の毛が生えていると言われているので1日にそのくらい抜けてもなんということもありません。
ただ一つ注意して欲しいことがあります。
AGAを代表とした脱毛症とは「様々な原因で毛周期に異常が発生して、成長期が短縮して早めに退行期や休止期しまうと成長しきれずに毛が抜けてしまう病気」であります。
なので、
抜けた毛が普段の自分の毛よりも短い場合は要注意です!
もしかしたらAGAの前兆かもしれませんのでお早めに専門クリニックにご相談されることをオススメします。
東京ロイヤルクリニックではDNAによって遺伝子レベルでAGAなのかどうか、プロペシアに反応しやすいAGAなのか調べることができます。
やり方は、10本くらいの髪の毛を採取させていただくだけでできますのでご興味のあるかたは下記をクリックすると詳しい説明のページにいきますのでご一考ください。
AGA遺伝子検査
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Q:髪の寿命や毛周期(ヘアサイクル)について教えて下さい。
Q:髪の寿命や毛周期(ヘアサイクル)について教えて下さい。
A:毛というのは一度生えてきたからといって、そのままずっと生えているわけではありません。
常に入れ替わり、生え変わりは行われています。
毛髪には成長期、退行期、休止期という3つのサイクルからなる毛周期(ヘアサイクル)があります。
成長期には毛包が毛髪を活発に作り出し、髪を伸ばし続けます。
やがて退行期に入るとアポトーシス(細胞死)により毛包が萎縮し、髪の伸びが衰えて休止期に向かいます。
もう少し詳しく言いますと、毛包の萎縮とは、「毛乳頭細胞が自然に萎縮するとともにケラチンを送り出せずに毛母細胞が分裂を止めてしまう状態」になることです。
休止期に入ると髪は抜け落ち、毛包はそのまま活動を停止してしまいます。
休止期に入って3~4ヶ月経つと再び成長期に入り、毛包が大きくなって毛髪の産生が再開されます。以上が毛周期の様子です。
成長期は2~7年と最も長く、1~2週間の退行期を経て、3~4ヶ月続く休止期に入ることがほとんどです。
頭髪の伸びる速度には個人差がありますが、1日あたり約0.4mm。ですから最長で1m程度までは伸びる計算になります。ちなみに頭髪全体の中で成長期にある髪は約85%、休止期にある髪は約15%弱といわれています。なので自分の頭髪のほとんどは成長期であり伸び続けていると考えられます。
店員さんがシフトを組んで休憩を取っているような感じ、でしょうか、、、、。
AGA(男性脱毛症)は、この毛周期の中の成長期が短縮して毛が成長しきらないうちに抜けてしまう、そんな毛包が増えて、結果的に薄毛部分が拡大していく病気です。
そのため治療とは、
『いかに成長期を長くして黒々したハリコシのある成熟した毛に育てるか!』
にかかっているといったも過言ではありません!
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Q:毛母細胞の角化?、毛髪の細胞?についてもっと詳しく教えて下さい。
Q:院長先生のブログを拝見していてケラチンを毛母細胞が溜め込んで角化する、つまり角質細胞になると書いていたのですが、それって毛髪は角質細胞でできているということなんですか?
アカが角質細胞の塊とも書いてあったのですがそうすると毛髪もアカなんですか?
A:先日、ブログを読んでいただいている患者様から質問を頂いたのでブログでもお答えします。
細胞内にケラチンが溜め込むと角質細胞(ケラチノサイト)と呼ばれる細胞になりますが、これは死んだ細胞と思ってかまいません。細胞分裂もしませんし、細胞としての何かしらの活動もしません。
アカと同じ死んだ細胞ではありますが剥がれおちることなく形を保っています、おそらく毛皮質やキューティクルの膜構造のおかげでしょう。また爪も角化した角質細胞でできています。アカと違ってとても硬いですがこれも組織構造の違いがあるのでしょうね。
毛包部の細胞が活発に細胞分裂を繰り返していますが、手で触れる表面から出ている毛、つまり毛幹には細胞分裂も何かしらの活動も確認できません。
要するに毛の成長に関わる部分は毛球部と呼ばれる毛包の下部にある毛母細胞や毛乳頭細胞にしかないのです。毛乳頭細胞は血管から栄養を取りケラチンを作り出し毛母細胞に渡す、毛母細胞はケラチンに反応して細胞分裂を繰り返しながら細胞内にケラチンを溜め込みつつ角質細胞となり毛髪と化すのです。
つまり毛髪治療は
①生きている毛球部の発毛、育毛
②死んでいる細胞でできている毛髪のケア
と分けて考えなければなりません。
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うってかわり
昨日の雨とうって変わって晴れましたねー
天気としてはいいのですが毛髪や肌には困り者。紫外線は肌や頭皮には大敵です。
しかも毛髪のキューティクルにもダメージを与えるので帽子をかぶるのがおすすめです。
ただし、薄毛で悩むかたの中には常に帽子やニットをかぶり、蒸れている状態も少なくありません。
ムレは脂漏性皮膚炎の原因にもなりますので屋内に入ったときは帽子を脱いで風通しを良くしましょう
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Q:隠れ家クリニックと聞きましたがそんなに場所がわかりにくいのでしょうか?
Q:隠れ家クリニックと聞きましたがそんなに場所がわかりにくいのでしょうか?
A:わかる人にはわかるが、わからない人にはわからない、、、、。
広尾駅から徒歩1分ですが、大通りからちょっと奥まってありますので一見どこにクリニックがあるのかわかりません。看板も小さいですし。ただし1回行けばわかるようにできています。
ドアもインターフォンで開けるタイプなので普通のクリニックとは異なり戸惑うことも少なくありません。中は白を基調に清潔感を保ち高いホスピタリティーを提供できるように工夫した内装になっています。
AGAの総合的な治療プラン、FNSなどの美肌プラン、ツボ打ちプラセンタ注射、ニンニク注射、ボルテックス注射と様々なメニューを受けることができます。
宣伝っぽくなって申し訳ありませんが、ぜひプライベートクリニックとして東京ロイヤルクリニックのご利用を検討くださいませ!
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Q:立毛筋とは何ですか?毛を立たせる筋肉なのでしょうか?
Q:立毛筋とは何ですか?毛を立たせる筋肉なのでしょうか?
A:まさしく毛髪を垂直方向に立たせる筋肉のことです。毛にも筋肉がくっついているとはよくよく考えると不思議な気がします。
もう少し詳しく言いますと
立毛筋とは毛包の最も外側の層である外毛根鞘と真皮とをつなげる平滑筋のことです。
普段の毛髪は立毛筋が緩んでいますので斜め45度くらいに傾いています。この方向が毛髪の流れを決めます。分け目のこの方向が大きく影響します。もちろん1本1本にそれぞれ立毛筋がくっついています。
立毛筋が収縮すると毛は垂直方向に立って毛穴の周囲は少し隆起します。これがいわゆる鳥肌やさぶイボと呼ばれるものになります。
アドレナリンにより交感神経が興奮すると立毛筋が収縮します。交感神経とは自律神経の一種で興奮したり緊張したりすると働く神経です。
そのため
恐怖や驚き、寒さによるストレス、発熱による悪寒戦慄により収縮して鳥肌になるのです。
よく、毛が逆立つだの、怒髪天をつく、などといいのは髪が立毛筋により垂直にたった状態を指しているんですね。
ちなみに寒いときに立毛筋が収縮すると、体毛多い(体毛のほとんどが硬毛である)動物では毛同士の隙間が大きくなるため空気の層が厚くなり、結果保温効果が出て暖かくなるのです。
人間では体毛は一般に少なく軟毛であったり産毛だったりするので寒さに弱いのです。
そして動物は立毛筋が発達しているので、怒ったり、びっくりしたときも目に見えるように毛が逆立ちます。うちのミニチュアダックスはオヤツを取り上げるとハッキリと毛が逆立ちます、、、そして吠えて噛み付いてきます、、、、
ちなみに立毛筋と毛の付着している部分にAGAにおいて重要な部分があるのですが、その話はまたの機会にします。
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Q:完全予約制とありましたが当日予約は可能ですか?
Q:ホームページでは「完全予約制」とありましたが当日予約は可能ですか?注射とFNSを受けたい場合はどのくらい前に連絡すればよろしいでしょうか?
A:東京ロイヤルクリニックは完全予約制ですが、もちろん枠に空きがあれば当日の予約も可能です。
ただし一つだけ注意点があり、当日受付は20時30分までとさせていただきます。
お急ぎの場合はメール予約よりお電話いただいたほうがずっとスムーズになります。
また午後4時からの診療なので4時以降にお電話いただいたほうがよりつながりやすいです。
その前だと転送で受けるのでどうしても対応できない場合もございます。
AGA(プロペシア、アボルブ)やED(バイアグラ、レビトラ、シアリス)、ピルやタチオン錠などのお薬の処方であれば特に当日でも問題ない場合が多いです。
ただHARG(ハーグ)療法や頭皮プラセンタ注射、スキンリプログラミング、ニンニク注射などは特に初診に場合、お時間がかかりますので、当日だとすれば1時間前にはご連絡頂き枠を確認していただきたいと思います。また初診の場合は20時過ぎまでに来ていただけるとよりじっくりに治療に充てれますのでご一考いただければと思います。
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Q:毛包(毛髪の産生する根の部分)の構造を教えて下さい。その2
Q:毛包(毛髪の産生する根の部分)の構造が5層に分かれたバームクーヘンみたいなものであることはわかりました。ではその5層について教えてください。
前回の復習です。
毛包というのは年輪やバームクーヘンのような構造となっており、毛穴から肌の内部で毛幹という私たちが手で触れている毛部分を包み包み込んでいます。外側から順々に、外毛根鞘、コンパニオン層、内毛根鞘という3層構造になっています。
また内毛根鞘という層はヘンレ層、ハックスレー層、内毛根小皮の3層に分かれているので
厳密に言えば5層構造とも言えます。
前回のブログに図解が載っていますのでぜひご参照下さい。
層の解説の前に必要な知識が1つだけあります。
それは「角化」です。未熟な細胞にケラチンというタンパク質が溜め込まれ角質細胞(ケラチノサイト)になることです。角質細胞は硬くなった細胞です、体をこするとでてくるアカはまさしく角質細胞の塊です。
毛母細胞はケラチンを取り込んで硬い角質細胞になります、これは毛髪を構成する細胞ですから毛髪細胞といってもいいでしょうね。
ケラチンは30種類以上存在し、それぞれが複合して毛母細胞に溜め込まれて角化する際、その細胞内部でケラチンが複雑に絡み合って中間径繊維 intermediate filament(以下IFと呼びます。)というものになって毛髪を強固に形づくるのであります。
以上を踏まえてそれぞれの層について解説していきたいと思います。
①外毛根鞘
毛包の最も外側の層です。毛器官の中で唯一、表皮とつながっている部分で表皮の細胞でできていて毛母細胞からできたものではありません。
毛球部では細胞が1つずつ並ぶ1層構造をしていて、それより上部ではいくつかの細胞が折り重なって多層構造をしています。つまり表皮の一部分であり奥にいくほど薄くなっている層です。
なお外毛根鞘細胞では細胞質全体に均一にIFが存在して表皮の角質細胞といえます。
②コンパニオン層
外毛根鞘と内毛根鞘のヘンレ層の間に位置し、毛母細胞が分化して作られる1層の膜です。
もっとも表皮に近い毛母細胞膜といえます。
この層の最大の特徴はIFがヘンレ層の側に偏在しており、樽のタガのように毛幹を輪状に取り囲む方向に走行していることです。
以前は外毛根鞘の一部のように言われてきましたが、2013年の最新知見では外毛根鞘とは異なる独立した層構造であることが確認されています。
③内毛根鞘
外側からヘンレ層Henle layer、ハックスレー層Huxley layer、内毛根鞘小皮の3層構造からなる
3層とも毛母細胞より角化し内側にある毛幹を支持しています。
まずヘンレ層が毛器官の中で最も早く、毛球部のすぐ上方で角化しその後、内毛根鞘小皮→ハックスレー層の順に角化していきます。やがて3層すべてが一塊となり、毛穴に近くなったところで自然崩壊しています。
またここでの特徴としてはハックスレー層の細胞が『Flubelzellen』と呼ばれている棘のような構造をしていることが挙げられます。
毛包の下部で、Flubelzellenが早期に角化して硬くなったヘンレ層を貫いてまだ角化していない柔らかいハックスレー層とコンパニオン層を連結することにより毛包にある程度の柔軟性を与える重要な役割を果たしています。
色々難しく書いてしまいましたが①~③で言えることは、毛包は毛髪を生産する場所であると同時に毛髪を支える役割もあるということです。
ケラチンによって角化した毛母細胞が3次元的に絡み付くことによって刺激や毛髪の折れ曲がりや引っぱりなどの外力で抜けないように強く支持しているのです。
AGAを攻略するにはこういった毛包の構造への理解も重要不可欠なのです。
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